シャネル展
2022/08/27
先日、出張で東京に行った際にガブリエル・シャネル展に行ってきました。
三菱一号美術館はとても好きな美術館でもあります。
2013年のパリ、2016年に三菱一号美術館で行われた
オートクチュール展に続き
シャネルのオートクチュールの作品を何度か見られる
幸運に恵まれているのですが見るたびに違う学びがあります。
マドモワゼル・シャネルの哲学は私のドレス作りにおいても、とても影響を受けているものの一つで
彼女の衣服は今の女性のスタイルを作った礎であり
今の時代の女性の価値観にもマッチするものを
彼女が生きた時代に作っていたということは本当に革命であり、誰よりも新しい価値観を持っていた女性なのです。
”下品な服装は服だけが目につき、上品な服装は女を引き立たせる。”
これは私がドレス作りにおいて最も大切にしていることかもしれません。
ミニュイのドレスにシンプルなデザインが多いのは
そのドレスを着る女性を引き立たせるものを作りたいからです。
そしてどんなにカジュアルでも決して、下品ではないこと。
・
・
・
”美しさは女性の「武器」であり、装いは「知恵」であり、謙虚さは「エレガント」。”
”服の優美さは、身動きの自由さにある。”
美しい服はシンプルで機能性に富んでいて着心地がいい。
それはウェディングドレスにおいても必要なもので、そして着る人のエレガンスやもともと持つ魅力を表現できるものでありたい。
その追求をこれからもしていきたい、と改めて思いました。